現代人は多くの人が腰痛を抱えています。特に長時間座ったままの事務職や中腰で作業をする看護師の方などは、経験があるのではないでしょうか?腰痛は腰回りの筋肉が弱ってしまうことが原因で、長時間同じ姿勢でいたり、重いものを無理に持ったり、無理な体勢をとったりすると発症することが多いのです。
これはあまり知られていませんが、腰痛になる原因は他にもあります。実は食べ物も腰痛に関係しています。人間の身体は、筋肉が順調に動くことで脊髄を守っています。この為には、適切な栄養が必要となるわけです。もし栄養のあるものを食べなかったら、筋肉は働かなくなり、弱って硬くなります。そうなると、すぐに疲労したり最悪の場合には怪我をする可能性もでてきます。腰痛なのでマッサージという選択も間違ってはいません。ですが普段食べているものを一度見直し、食べ物、食べ方で腰痛の原因とされる筋肉のケアをしてみませんか?
筋肉のケアには、エネルギーをゆっくりと作り出してくれる複合炭水化物をとりましょう。複合炭水化物とは米、パン、そば、うどん、いも類などで、筋肉を作るための食べ物、パワーフードとも言われています。逆に、単一炭水化物であるチョコレート、ケーキ、和菓子などは避けたほうが良いでしょう。パワーフードを食べていると、筋肉が継続的にエネルギーを得ることができるので適切な運動をして脊髄を守ってくれます。これにより、腰痛を最小限に抑えることができるのです。
朝起きた時、人の体に貯まったエネルギーというのは約95%がなくなっていて、筋肉を正しく機能させることができません。その為、1日の中で最も大切な食事は朝ごはんと言われています。朝ごはんを食べるだけで腰痛が改善することもありますので、朝ごはんを食べていない人はきちんと朝ごはんを食べることをお勧めします。また、小さい頃から3食を規則正しく食べることが体に良いと教わってきたと思います。ですが、少量を5~6回に分けて食べることで、筋肉を強くすることが出来ます。3食普通に食べるのではなく、自ら1回の量を調整することで腰痛の改善に役立ててください。食べ物、食べ方に気をつけながら、マッサージ、ストレッチと組み合わせることで効果は更に倍増します。長時間座りっぱなしの事務職の方、中腰での業務が多い看護師の方は、腰を軽く回してみるといったストレッチでもかなり違ってきます。マッサージだけではなく食事など色々な方面から腰痛を改善していきましょう。