正しい姿勢と腰痛の関係

看護師のための腰痛対策委員会

効果のある腰痛対策情報

若々しい立ち姿勢を保とう

骨と筋肉に余計な負担がかからないのが、良い姿勢です。 逆に体の1箇所に大きな負担がかかり続けるのは悪い姿勢です。腰痛を患っている人に看護師やデスクワークをしている方が多いのは、座ってる姿勢が一番腰に負担になるからです。

若々しい立ち姿勢を保とう

腰への負担が大きい姿勢

座っている姿勢は股関節が曲がることで腹筋がゆるみ、上半身の重さや動きを支える負担が、腹筋以外の背中、腰、背骨、椎間板にかかるからです。 長時間座りながらの作業が、いかに悪い姿勢であるのかがわかります。ある調査では、立ったときに椎間板にかかる圧力を100とした場合、 座って前傾姿勢をとった際には185と、2倍に近い負担がかかっていることがわかりました。

正しい座り方

背骨、首がしっかりと伸びていることが、座る姿勢の基本です。 また、腹筋に力を入れるのも大切です。股関節と膝頭が水平か股関節より膝頭がほんの少し高く、足の裏がしっかりと床についているのが理想です。しかしながら、実際は座面が高かったり、座った時に膝頭が下がるイスを使っている人が多く見受けられます。そんな時には、足元に、重ねた雑誌なんかを置くと楽になり、腹筋に力が入りやすく腰痛予防にもなります。そもそも腹筋は意識して力を入れたり、抜いたりできる数少ない筋肉なので、リラックスして座っているときにはゆるんでしまいます。 このゆるんでしまいやすい筋肉を鍛えることも、腰痛予防になります。ここでは何処でも簡単にできる腹筋の鍛え方をご紹介します。座った状態で片足を上げて10秒間キープしてゆっくりおろします。反対側も同じように上げて10秒キープしてゆっくりおろします。これを8回~10回繰り返します。会社や電車など、何処でも簡単にできますので試してみてください。

正しい立ち姿勢

猫背で下腹が出て、膝が曲がっているのは悪い立ち姿勢です。こんな姿勢では、腰痛以外に、肩こりや膝痛も引き起こします。良い立ち姿勢は、体重が両足に均等にかかっている状態で背骨はまっすぐ伸び、頭もまっすぐに支えられている姿勢です。体重を両足に均等にかけるためには、足裏全体で床を踏みしめるようにします。腹筋を意識して、下腹が出ないように気をつけることも大切です。仕事などで長時間立っているときは、足元に空き缶などを置いて、疲れている方の足をのせると、足腰が楽になります。左右の足を交互にのせると、腹筋にしっかりと力の入る正しい姿勢を保つことができます。

看護師のための腰痛対策委員会

PICK UPまとめ

  • 日常生活でできる腰痛の予防対策
  • 癒しの効果で予防する
    ストレスにより腰痛を発症する人もいます。現代社会はストレス社会と言われるくらいストレスが蔓延していて、それが様々な不調の原因となっています。、もし、ストレスがなければ体が軽くなり、心も軽くなります。心が軽くなるとフットワークも軽くなるので外出する機会も増えてストレス解消へと好循環になるでしょう。アロマを焚く、リラックス空間で睡眠をしっかりとる、ストレッチやヨガで心身を健康に保つなど、癒し効果でストレスを解消し腰痛も予防しましょう。
  • 看護師さんのための腰痛情報
  • 病院の仕事は腰痛になりやすい?
    看護師の仕事は8割が中腰で行うと言われています。仕事内容としては、患者さんの移動介助、入浴介助、排便介助などがありますが、どれも関節への負担が大きいため腰痛の発症率は高くなります。高齢化社会になり高齢患者さんが増加したことも原因としてあげられます。また、仕事上ストレスも多く、夜勤などの変則勤務によって生活のリズムが不規則になってしまい自律神経のバランスが乱れやすくなり腰痛になってしまう人もいます。
  • まずは腰痛について知ろう!
  • 発症しやすい働き盛りの世代
    腰痛の発症率は30~40歳代が最も高いと言われています。その原因は、働き盛りという事もあり無理をして体への負担が大きいからとされています。働き盛りの人の職場での腰痛原因には、長時間座ったままの同じ姿勢や重い荷物の持ち上げ、力仕事、中腰等があげられます。このような姿勢や作業が長時間続くと、腰回りの筋肉や背骨、椎間板に負担がかかり腰痛を発症してしまうのです。30~40歳で最も多い症例は椎間板ヘルニアです。

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